いつもニコニコして泣くことがほとんどなかった息子。5ヶ月頃から頻繁に泣くようになりました。
それは、ママである私がそばにいないことがわかったとき。寝起きなんかは確実に泣きます。
急にいなくなるのはもちろんですが、ふんわりいなくなっても駄目。
床に降ろして「ちょっとママごはん作ってくるね♪」と伝えると、じぃーっと私を目で追って、見えなくなったとたんに号泣。
これは明らかに後追い……!まだ動けないから追ってはきませんが、時間の問題です。
後追いがひどいと何か問題があるのか。それは赤ちゃんになのか、自分のかかわり方がよくないのか、不安になりますよね。
すぐにでも抱っこしてあげたいけれど、生後5ヶ月で抱き癖ができちゃうと後々大変そうだし。
この記事では
- 後追いがひどい原因
- 後追いをする赤ちゃんへの対処法
- 後追いをする赤ちゃんにかまうと抱き癖がつくのか
- 後追いはいつまで続くのか
まとめてみました。後追いに悩むママの助けに少しでもなったらうれしいです。
後追いがひどい原因は?
赤ちゃんは生後3~4か月くらいで「ママ」「ママ以外」を区別し始めると言われています。
ママはいつもそばにいて、自分のことを守ってくれる特別な人だと思ってくれるんですね。
赤ちゃんとママの間に信頼関係ができた証拠でもあります。
毎日毎日、泣いては抱っこして、おっぱいをあげて……を繰り返すつらい日々。この積み重ねによって、ママと赤ちゃんの間にはお互いに強い結びつきができるんです。専門用語だと「愛着関係」「アタッチメント」なんて言ったりします。
一緒にいると安心する存在であるママ。そんなママが視界から消えるのはとても不安なこと。
ママがいなくなった理由がわからないし、ママが戻ってくるということが赤ちゃんには理解できません。だから泣きながら追うようになります。
だんだんと赤ちゃんは「ママは戻ってきてくれるんだ」と理解できるようになります。
赤ちゃんから離れるときに「ママちょっと行ってくるね」と声をかけ続けると「ちょっと」が理解できるようになり、少しだけなら待てるようになってきます。
後追いが激しいかどうかは、赤ちゃんには生まれ持った気質があって、それによるみたいですね。さみしがり屋だったり、不安を感じやすい敏感な子は後追いが激しくなりやすいようです。
人それぞれなので、後追いが激しすぎる、後追いを全然しない、ということで気にする必要はありませんよ。
ちなみにママとほかの人を区別するということは、人見知りも始まってきます。
後追いと人見知りのどっちが先に始まるかは赤ちゃんによって違います。同時に始まることもあるし、時期がずれることもあります。
後追いする赤ちゃんへの対策
後追いが困るのは
- 家事をするとき
- トイレに行くとき
だと思います。
基本、家事は抱っこです。5ヶ月くらいになると首がすわっておんぶが可能。
なので、可能であれば抱っこで、前に赤ちゃんがいるとむずかしい料理などはおんぶに切り替えます。
おんぶで泣いてしまう子も結構いるんですが、ハイハイで移動してこられたり、足元にしがみつかれているよりは背中で泣いてた方がいいと思うんですよ。
おんぶは顔が見えないのが不安だという赤ちゃんもいるので、台所に鏡を置いて鏡を通して話しかけるという手もあります。
トイレは……抱っこしたまましてました。
あとは、どうしても一人になりたいときは申し訳ない、放置です。
赤ちゃんって少し放っておいても大丈夫なんです。周りに危ないものが置いていないことが前提ですけど。
泣くと体力がついて肺が丈夫になるからいいんだよと保健師さんにも言われましたし。ある程度泣かないと体力あり余って眠れなくなってくる頃ですしね。
家事も泣かれてできないんだったら妥協できるところまでであきらめました。
なんか育児をしっかりしようと思ってるときって、不思議と家事もズボラできないんですよ。
しかも育児でうまくいかなくてイライラしてるときって、料理も片付けも何もかもうまくいかない!
そんなときはどれかひとつを妥協しようとしてもバランスが取れなくて余計にイライラするので、全部妥協しちゃいましょう。
- 少し泣かれてもすぐに対応しなくて平気
- 部屋は少しくらい汚れてても平気
- 毎日家事をしなきゃいけないことはない
そう思うだけでかなり楽になりますよ。
生後5ヶ月から抱き癖がつくとまずい?
後追いは泣きながら追いかけてくるパターンが多いですが、その場で動かずに泣く子もいます。
そういう子の場合、 すぐに抱っこしてあげたくなるんですよね。でも……。
泣いてすぐに抱っこすると抱き癖がつきそうで怖くないですか?
ただ、今は「抱き癖がつくってことはないから、思う存分抱っこして安心させてあげてね」なんて言われます。
ただ、泣かれて抱っこを繰り返すと抱き癖がつくというよりは、ママが本当に付きっ切りで抱っこになるから大変は大変。
子供って
- ママから離れて一人でがんばる(自立)
- ママに思い切り甘える(依存)
を繰り返すことでだんだん成長して、自立していくんですって。
「離れた経験があるからこそ、ママの元で安心できる。安心できるママがいるからこそ離れられる」という関係ですね。
だから、少し離れて泣かせておくことも大事と言えば大事。
「少し待つことにはなるけれど、必ずママは来てくれる」という安心感がママに対する信頼を深めるんです。
後追いはいつまで続く?3歳くらいまで続く子も
後追いは5~6ヶ月くらいから始まり、ピークは8ヶ月~10ヶ月、治まるのは1歳くらいです。
でも、なかには2歳を過ぎてもずっとママにしがみついている子もいます。保育園や3年保育の幼稚園を予定している子は「後追いがひどくて通えるのかしら」と不安になるママも多いですね。
やっぱり子供によって後追いの時期やピーク、程度は違うんですよね。
0歳代ではまったく人見知りも後追いもなかったのに、2歳で急に後追いし始める子もいたり……。
好き嫌いがはっきりしてきて、できることも増えてきているので、0歳代の後追いよりも激しいものになりやすいです。
逆に娘は0歳代の人見知りがひどすぎて大変でした。後追いを必死でするあまり、6ヶ月で階段を上りましたからね……ひやっとしました……。
5ヶ月から人見知りが出た息子は結局、3歳くらいまでは後追いが続きましたねー。2歳になってからはトイレまで追いかけてきて、ドアの前でワンワン泣くのでドアが開かなくて困ったり。
同じ環境で育っている姉弟でも性格によって違いが出るのかなという気がします。
おもちゃなどに夢中になる時間が増えたり、上の子とのかかわり遊びを楽しみだしたりすると、ママがいなくても大丈夫になってきた気がしますね。
後追いストレスに罪悪感を抱く必要なし
四六時中後追いしてくる赤ちゃんがちょっとうっとおしい。
ママだって自由な時間がほしい。自由とまでいかなくても、家事くらいさせてほしい。
そんな風に思ってしまう自分に罪悪感を抱くママもいます。
抱く必要ありません。
誰でも四六時中引っ付いてこられたらストレスは感じるものです。愛する我が子でも!
なので、自分がストレスを感じすぎない程度に泣かれても少しは放っておく、あまりにも泣き声がつらかったらあえて距離を取ってみるというのも大事です。
ママの心が壊れないことが何より大事ですからね。無理しないようにうまくかわしていきましょう!
[jin_icon_arrowbottom color="#e9546b" size="17px"]たまには人に預けてリフレッシュするのもいいですよ。後追いや人見知りが激しい子を預ける場合の対処法についてまとめたので、ぜひ読んでみてください。