空気清浄機は加湿機能を使わない方がいい理由を6つ説明します。
多くの空気清浄機には加湿機能が搭載されていますが、本当に必要なのか迷いますよね。
加湿機能付きの空気清浄機だと、以下のデメリットがあります。
- カビや細菌の繁殖リスクが高まる
- フィルターやタンクの手入れが面倒
- 湿度の管理が難しくなる
- 不具合が起きた時のリスクが高い
- 本体が大きくて存在感がある
- 転倒した時に大変
ひとことで言うと「手間がかかる」!
うちも加湿機能を使っていたのですが、気が付いたらタンクにピンクのカビが。
また、部屋の結露がひどくなってしまう日もあって困りました。
こういった理由からか、楽天市場を見ていても、ランキング上位の空気清浄機は加湿機能なしのものが多いですね。
ただ、加湿機能があると乾燥を防ぎ、肌や喉の健康を守るといった点は重要なメリット。
インフルエンザの時期などは助かりますよね。
なので、空気清浄機に加湿機能を付けるかどうかは、
- 加湿機能付がおすすめな人:乾燥が気になる季節に使いたい、風邪やアレルギー対策を重視している人。
- 加湿機能なしがおすすめな人:湿度が高い地域に住んでいる、手間をかけたくない人。
というように、自分の生活スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
この記事では空気清浄機は加湿機能が必要かどうか、メリット・デメリットについて詳しく説明していきます。
おすすめの空気清浄機(加湿機能付き・加湿機能なし)についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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空気清浄機の加湿機能を使わない方がいい理由6つ
加湿機能付きの空気清浄機だと、以下のデメリットがあります。
- カビや細菌の繁殖リスクが高まる
- フィルターやタンクの手入れが面倒
- 湿度の管理が難しくなる
- 不具合が起きた時のリスク
- 本体が大きくて存在感がある
- 転倒した時のリスクが高い
冒頭でもお伝えした通り「手間がかかる」!
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
デメリット①:カビや細菌の繁殖リスクが高まる
加湿機能がついている空気清浄機には、カビや細菌が繁殖しやすくなるというデメリットがあります。
特に、加湿タンクやフィルターにはカビや細菌がたまりやすく、最悪の場合カビがそのまま空気中に放出されてしまうことが。
タンクやフィルターの掃除をしっかりしないと、逆に部屋の空気が汚れてしまうんですね。
加湿器を使って湿気が多い状態が続くと、カビが壁や家具に生えてしまうこともあります。
デメリット②:フィルターやタンクの手入れが面倒
加湿機能がついている空気清浄機は、フィルターやタンクの手入れが面倒だと感じる人も多いです。
加湿タンクは水がたまって汚れやすく、定期的に水を交換しないと雑菌が繁殖してしまいます。
フィルターも加湿機能と一緒に使うと、汚れがたまりやすくなります。
また、タンクやフィルターのお手入れをサボると、湿度調整がうまくいかなかったり、空気清浄機の効果が低下してしまったりします。
こまめに掃除をしないといけないので、手間がかかってしまうんですよね。
タンクも種類によっては大きくて重いので、水の交換がつらくなってしまうことも。
もし手間を減らしたいのであれば、加湿機能がない空気清浄機を選んだ方が、お手入れが簡単に済みますよ。
デメリット③:湿度の管理が難しくなる
加湿機能がついている空気清浄機を使うと、湿度の管理が難しくなることがあります。
湿度が高すぎると、カビや細菌が繁殖しやすい状態に。
逆に低すぎると乾燥して肌や喉に影響が出るなど、理想的な湿度を保つのが難しいんです。
特に、加湿機能が強すぎると、部屋が湿気でこもってしまうことがあり、結露ができてしまうことも。
加湿機能付きの空気清浄機は湿度センサーがついているものがほとんどですが、それでも思った通りの湿度をキープするのはむずかしいです。
また、季節家電は季節ごとに適したモデルを選ぶことで、効果を最大化することができます。
例えば、花粉シーズンには花粉対策に特化した空気清浄機を、冬の乾燥する時期は加湿器を使うなど季節ごとに違う対策が取れるのも別々に買うメリットです。
デメリット④:不具合が起きた時のリスクが高い
加湿機能がついている空気清浄機は、不具合が起きた時のリスクが高いのもデメリットの一つ。
特に、加湿機能にトラブルが発生した場合、その影響で空気清浄機能まで正常に動かなくなることがあります。
一体型の製品は構造が複雑なため、一部の不具合が全体に影響を及ぼすことが少なくありません。
さらに、こうした一体型の製品は、部品の交換や修理が難しい場合もあります。
例えば、加湿タンクやフィルター周りに問題が起きた場合でも、修理や交換に時間や費用がかかり、最悪の場合は本体ごと買い替えが必要になることも。
長期的に見ると、シンプルな機能の空気清浄機の方がコストパフォーマンスが良いこともあります。
デメリット⑤:本体が大きくて存在感がある
加湿機能がついている空気清浄機は、どうしても本体が大きくなりがち。
加湿タンクやフィルターが追加されることで、通常の空気清浄機よりもサイズが大きく、部屋の中で場所を取ってしまいます。
特に、部屋が狭い場合や、インテリアにこだわりがある人には、目立ってしまうかもしれません。
本体が大きいと、置き場所に困ることもありますし、収納スペースが限られている場合には不便に感じることも。
オフシーズンにしまっておく場所がないんですよね。
さらに、見た目の存在感が強く、部屋のデザインに合わないと感じることもあります。
もし部屋をスッキリとした空間にしたい場合や、場所を取らないコンパクトな機器を求めているのであれば、加湿機能なしの空気清浄機の方が、サイズ的にも扱いやすいです。
デメリット⑥:転倒した時に大変
加湿機能がついている空気清浄機は、転倒した時のリスクが高くなることがあります。
加湿タンクに水が入っているため、タンクが落ちて割れたり、水がこぼれて床が濡れてしまうことが。
しかも加湿機能付きの空気清浄機はタンクが大きめなんですよね。
濡れた床が滑りやすくなり、転んでけがをするリスクがありますし、プラグやコンセントが近くにあった場合は漏電の恐れも!
特に、家にペットや小さな子どもがいる家庭では、空気清浄機を倒してしまう可能性も高くなるので注意が必要です。
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加湿器空気清浄機一体型のメリットは5つ
加湿機能付きの空気清浄機にはメリットもあります。
- 乾燥を防いで肌や喉を守れる
- 冬場の風邪やインフルエンザ予防に効果的
- 部屋の湿度を快適な状態に保つ
- 静電気の発生を抑えられる
- 加湿器を別に買う必要がなく省スペース
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
メリット①:乾燥を防いで肌や喉を守れる
加湿機能付き空気清浄機を使うことで、部屋の湿度を上げられるので、乾燥から肌や喉を守ることができます。
特に冬場やエアコンを使う季節は、空気が乾燥しやすく、肌がカサカサしたり、喉がイガイガして痛みを感じることも。
湿度を適切に保つことで、肌の乾燥を防ぎ、喉の粘膜が潤って快適に過ごせるようになります。
加湿器を別に用意する必要がないので、空気清浄機と加湿の両方を1台で済ませられるのも魅力。
特に、乾燥が気になる季節には、健康維持に役立つ心強いアイテムです!
メリット②:冬場の風邪やインフルエンザ予防に効果的
加湿機能付き空気清浄機は、風邪やインフルエンザの予防に役立つのも大きなメリット。
湿度が低い環境では、ウイルスが空気中で活発に動きやすくなるため、感染のリスクが高まります。
でも、部屋の湿度を40~60%に保つことで、ウイルスの活動を抑えられると言われているんです。
しかも、加湿された空気が喉や鼻の粘膜を潤して、体の防御機能を高めてくれるので、病気にかかりにくくなります。
冬場に風邪をひきやすい人や、小さな子どもがいる家庭では特におすすめです。
メリット③:部屋の湿度を快適な状態に保つ
加湿機能付き空気清浄機は、部屋の湿度を適切な状態に保ってくれます。
湿度が低すぎると肌や喉が乾燥してしまいますし、高すぎると蒸し暑く感じたりカビが発生しやすくなったりします。
でも、加湿機能付き空気清浄機なら湿度を40~60%程度の快適な範囲に調整することが可能です。
この範囲に湿度を保つことで、体感温度が上がるため、冬場は暖房の設定温度を下げられることもあります。
結果として省エネにもつながりますし、電気代の節約効果も!
メリット④:静電気の発生を抑えられる
加湿機能付き空気清浄機を使うと、部屋の湿度が適切に保たれるため、静電気の発生を抑えることができます。
湿度が低い乾燥した環境では、髪の毛がパチパチしたり、ドアノブや衣類に触れたときに静電気が起きてびっくりすることもありますよね。
静電気は不快なだけでなく、ほこりや花粉を引き寄せやすくなります。
部屋の湿度を40%以上に保つことで静電気が起きにくくなり、空気中のほこりやアレルゲンも減らすことができますよ。
メリット⑤:加湿器を別に買う必要がなく省スペース
加湿機能付き空気清浄機があれば、加湿器を別に用意する必要がないので、省スペースでスッキリとした部屋を保てます。
空気清浄機と加湿器をそれぞれ置くとなると、部屋のスペースが限られている場合は置き場所に困るんですよね。
また、1台で空気清浄と加湿の両方の役割を果たせるので、電化製品が増えすぎるのを防げるのも魅力です。
電源コードの数が少なくなることで、見た目もごちゃごちゃせず、掃除や片付けもしやすくなります。
さらに、加湿機能付き空気清浄機は操作が1台分で済むため、管理が楽になるというメリットもあります。
シンプルに暮らしたい方や、家電の数を減らしたい方には特におすすめです。
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空気清浄機に加湿機能を付けるコスト面では一長一短
加湿機能付き空気清浄機は、空気清浄機と加湿器を別々に買う必要がないため、初期費用を抑えられる場合があります。
単体で加湿器を購入すると、さらに1万円以上の費用がかかることが多いため、1台で空気清浄と加湿の両方の役割があるのはコスパがいいことも。
また、家電が1台減ることで、電気代やメンテナンスの手間も減らせる可能性があります。
一方で、加湿機能がない空気清浄機と比べると、本体価格が高めになる傾向が。
加湿機能付き製品は、構造が複雑になり、タンクや湿度センサーなどの追加機能があるため、その分価格が上がります。
そのため、加湿機能をあまり使わない場合は「割高」と感じてしまうことも。
また、複雑な機能が増えることで、万が一修理が必要になった場合の修理費用が高くなる可能性もあります。
どちらかの機能は正常に動くのに、丸ごと買い替えが必要になってしまうこともあるので注意が必要です。
空気清浄機の加湿機能がおすすめな人
- 乾燥が気になる人
- 花粉症やアレルギー持ちの人
- 省スペースで多機能を求める人
- 小さな子どもや高齢者がいる家庭
- 快適な湿度管理を手間なく行いたい人
「乾燥が気になる季節でも快適な環境で過ごしたい」「花粉やアレルギー対策をより」と思っている人には、加湿機能付き空気清浄機はぴったり。
冬場の乾燥対策やアレルゲンの抑制、省スペース化など、メリットはたくさんあります。
ひとつずつ説明していきますね。
1.乾燥が気になる人
加湿機能付き空気清浄機は、特に冬場の乾燥が気になる人にぴったり。
エアコンや暖房を使う季節は室内の湿度が下がりやすく、肌や喉が乾燥しがち。
肌荒れや喉のイガイガが気になる方には、加湿によって潤いを保てる点が大きなメリットです。
また、喉が潤うことで免疫力が向上し、風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。
さらに、湿度を適切に保つことで体感温度が上がるため、暖房の設定温度を少し下げても快適に過ごせるという省エネ効果も期待できます。
特に、肌や健康を気遣う方や乾燥が強い地域に住んでいる人におすすめです。
2. 花粉症やアレルギー持ちの人
花粉症やアレルギーで悩んでいる人にも、加湿機能付き空気清浄機がおすすめ。
湿度を上げると、空気中のほこりや花粉が湿気を吸って重くなり、床に落ちやすくなります。
これにより、空気中を漂うアレルゲンの量を減らすことができるため、症状が軽減されることがあります。
また、静電気が抑えられるため、ほこりや花粉が家具や衣類に付着するのを防ぎやすくなる点もメリット。
さらに空気清浄機能と組み合わせることで、空気中のアレルゲンをしっかりキャッチしてくれるので、家の中でも快適に過ごせるようになります。
3. 省スペースで多機能を求める人
部屋に置く家電を減らしたい、省スペースで暮らしたいと考える人にも加湿機能付き空気清浄機は最適。
これ1台で空気清浄と加湿の両方をカバーできるため、加湿器と空気清浄機を別々に購入する必要がありません。
部屋のスペースを節約できるだけでなく、見た目もスッキリとまとまりやすくなりますよ。
さらに、電源コードや操作が1台分で済むので管理が楽になり、掃除や移動もシンプル。
多機能ながら効率的に生活を快適にしたいと考える人、特にシンプルライフを目指す方におすすめです。
「空気清浄機の加湿機能を使わない方がいい理由」では本体の大きさをデメリットとしてあげましたが、ダイキンからはローチェストの上にも置けるくらい超コンパクトサイズの加湿機能付き空気清浄機も出ています。
4. 小さな子どもや高齢者がいる家庭
小さな子どもや高齢者がいる家庭にも、加湿機能付き空気清浄機はおすすめ。
乾燥した空気は、喉や鼻の粘膜を弱らせ、ウイルスや細菌の侵入を許しやすくします。
でも、加湿機能で適度な湿度を保つことで健康をサポート!
特に免疫力が弱い小さな子どもや高齢者は、風邪やインフルエンザ予防をしたいもの。
加湿機能付きの空気清浄機なら潤いのある空気が予防効果を発揮します。
また、湿度が上がることで部屋が暖かく感じやすくなり、暖房器具の使用を控えることができる場合も。
これにより、さらに肌の乾燥や部屋の空気の悪化を防ぎやすくなります。
赤ちゃんは肌が弱く、すぐに肌がカサカサしたり、真っ赤になったりするので、肌荒れ防止のためにも加湿機能はあると便利です。
5. 快適な湿度管理を手間なく行いたい人
加湿器を別に設置すると、水の補充や掃除、動作確認などで手間がかかります。
でも、一体型であれば空気清浄機を使うついでに加湿も行えます。
特に湿度センサー付きのモデルでは、湿度を自動で調整してくれるため、面倒な設定をする必要がありません。
仕事や家事で忙しい人や、家電の管理に手間をかけたくない方にはとっても便利。
湿度管理を簡単に行いたい人におすすめです。
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空気清浄機の加湿機能が必要ない人
- 加湿機能をほとんど使わない人
- 手入れやメンテナンスが苦手な人
- 狭い部屋で使用したい人
- 初期費用を抑えたい人
- 機能のトラブルや故障リスクを気にする人
加湿はあまり使わないし、手間のかかるお手入れは避けたいという方には、加湿機能付き空気清浄機はあまり向きません。
詳しく理由を説明しますね。
1. 加湿機能をほとんど使わない人
加湿機能をあまり必要としない人には、加湿機能付き空気清浄機はおすすめできません。
例えば、湿度が高めの地域に住んでいる人や、すでに部屋に加湿器を持っている場合は加湿機能が必要ないですよね。
また、加湿機能が不要なのに加湿付きモデルを選ぶと、機能が余分になり、本体価格が高くなる傾向が。
さらに、加湿部分のタンクやフィルターの手入れが必要になるため、使わない機能のために手間が増えてしまう可能性もあります。
必要な機能に絞った製品を選んだほうがメリットが大きいです。
2. 手入れやメンテナンスが苦手な人
加湿機能付き空気清浄機は、タンクやフィルターの定期的な掃除が必要。
水を扱うため、手入れを怠るとカビや細菌が繁殖し、空気中に放出されるリスクがあります。
そのため、手入れが面倒だと感じる人や、掃除の習慣をつけるのが苦手な人には不向き。
特に、仕事や家事で忙しい人や掃除にあまり時間をかけたくない方にとっては、メンテナンスの負担がストレスになることがあります。
そういった場合は、加湿機能がないシンプルな空気清浄機を選んだほうが快適に使い続けられるますよ。
3. 狭い部屋で使用したい人
加湿機能付き空気清浄機は、一般的にサイズが大きく、狭い部屋では圧迫感を感じることがあります。
特に1人暮らしでワンルームやコンパクトな部屋に住んでいる人にとっては、置き場所に困る可能性が高いです。
さらに、加湿機能付きモデルは、加湿タンクを内蔵している分、重量もアップ。
移動させるのが手間に感じる場合もあります。
また、小さな部屋では、加湿機能が搭載されている空気清浄機だと必要以上に湿度が上がってしまう可能性も。
狭いスペースで使う、移動させる可能性がある場合は、より軽量でコンパクトな空気清浄機を選ぶほうが実用的です。
4. 初期費用を抑えたい人
加湿機能付き空気清浄機は、加湿機能がないシンプルなモデルに比べて価格が高め。
そのため、できるだけ初期費用を抑えたい人や、限られた予算で購入を考えている人には向かない場合があります。
また、加湿器を別で用意してもトータルコストが変わらないこともあるため、「加湿機能を必要としていないのに高価なモデルを選んでしまった」と後悔する可能性も。
購入時は本当に必要な機能と予算をしっかり確認してから選ぶといいですね。
5. 機能のトラブルや故障リスクを気にする人
加湿機能付き空気清浄機は、構造が複雑なため、トラブルや故障が起きやすいことがあります。
特に、加湿部分に不具合が起きた場合、空気清浄機能にも影響を及ぼす可能性が。
そのため、シンプルな家電を好む人や、故障リスクをできるだけ避けたいと考える人には向かないかもしれません。
また、修理が必要な場合、部品交換やメンテナンス費用が高くつく可能性もあります。
手軽さやコストを重視する人には、加湿機能なしの空気清浄機がおすすめです。
初めての空気清浄機にぴったり。シンプルかつコンパクトなFU-R50。
空気清浄機の選び方【ポイントは9つ!】
空気清浄機を選ぶ時のポイントをまとめました。
基本的には加湿機能付きでも加湿機能なしでも選び方は同じです。
- 適用床面積を確認する
- フィルター性能をチェックする
- 加湿方式をチェックする※
- タンクの容量と手入れのしやすさ※
- 静音性を考慮する
- 加湿と空気清浄のバランス※
- 消耗品やランニングコスト
- デザインやサイズ
- 付加機能をチェック
※印がついているものは主に加湿機能付きの空気清浄機を選ぶ際、確認したいポイントです。
一つずつ確認していきましょう。
1. 適用床面積を確認する
空気清浄機の適用床面積や加湿機能の適用範囲が、自分の部屋の広さに合っているか確認しましょう。
部屋が広いのに対応面積が小さい製品を選ぶと、十分な効果が得られない場合があります。
製品には「適用床面積」「適用畳数」「清浄時間」などが記載されているので、それを目安に選ぶとよいですよ。
- 適用床面積:空気清浄できる広さ
- 適用畳数:加湿できる広さ
基本的には空気清浄よりも加湿機能の方が適用範囲は小さめ。
なので、空気清浄の適用床面積が足りているからと思って購入しても、加湿機能が足りないこともあります。
適用床面積が狭い加湿空気清浄機をフル稼働させるよりも、加湿適用床面積が広い製品でエコ運転してもらった方が電気代を抑えられますよ。
また、エアコンを併用していたり、天井が高い部屋で使用したりする場合は、適用床面積を基準にしても少し足りない可能性があるので注意しましょう。
それぞれのスペースや使用環境に適したモデルを選ぶことが大切です。
2. フィルターの性能をチェックする
空気清浄機の性能を左右するのはフィルターです。
一般的に加湿空気清浄機で使用されるフィルターは以下の通り。
- プレフィルター:繊維やほこり、ペットの毛など大きなゴミをキャッチ
- 集じんフィルター:花粉やPM2.5などの細かい粒子をキャッチ
- 加湿フィルター:吸水トレーから水を吸い上げ、気化させて空気を加湿
- 脱臭フィルター:空気中の臭いを取り除く
とくに重要になってくるのが集じんフィルターです。
最近の主流はHEPAフィルター。
高い集じん能力を持ち、0.3μmの粒子を99.97%以上もキャッチしてくれる優れもの。
また、ペットを飼っていたり、たばこを吸ったりする場合は脱臭フィルターがついているかも確認するといいですよ。
3. 加湿方式をチェックする※
加湿機能には「気化式」「加熱式」「ハイブリッド式」「超音波式」などの方式があります。
- 気化式:水を含んだフィルターに風を当てて蒸発させる方法
- 加熱式:煮沸された水で加熱する方法
- 超音波式:超音波で水を細かいミストにして放出する方式
- ハイブリッド式:気化式×加熱式や超音波式×加熱式の組み合わせ
気化式は自然な加湿が特徴で、消費電力が少なく、電気代を抑えられるのがメリットです。
ただし、加湿能力がやや控えめで、部屋全体を加湿するには時間がかかることがあります。
加熱式は煮沸された水で加熱するので衛生的で、加湿の即効性が高い方式。
吹き出し口が熱くなるのと、消費電力が多いのが難点です。
超音波式は静音性が高く、小型でデザイン性のある商品が多いのが特徴。
ただし、水を直接放出するため、こまめな清掃を怠るとカビや雑菌が拡散されるリスクがあります。
ハイブリッド式は気化×加熱、超音波×加熱と組み合わせることによって、バランスよく加湿する方式です。
加湿能力が高く、寒い時期でも効果的に使えるのが魅力。
フィルターの手入れが必要ですが、多くの製品が使いやすさを考慮して作られています。
一番人気なのハイブリッド式です。それぞれの特徴に合わせて最適なタイプを選びましょう。
4. タンクの容量と手入れのしやすさ※
加湿機能を頻繁に使う場合、タンクの容量が大きいと水の補充回数が減り便利です。
ただ、その分重くなるので、あまり力のない人や腰が弱い人は、補充回数を増やしてでも小さいタンクがおすすめです。
モデルによってはタンクを持ち運びしなくても、上からやかんやペットボトルで水を補充できるタイプもありますよ。
また、タンクの取り外しやすさや、掃除のしやすさも確認しましょう。
手入れが複雑だと、カビや細菌が繁殖するリスクが高まるため、扱いやすい製品を選ぶことが大切です。
加湿機能なしの空気清浄機を選ぶ場合でも、フィルターの交換や清掃がしやすいかを確認しましょう。
部屋の掃除のついでに掃除機で吸い取るだけ、水洗いOKなフィルターだと掃除が楽ちんですよ。
自動掃除機能がついている機種もありますよ!
フィルター交換の頻度や、交換用フィルターの入手のしやすさも事前にチェックしておくと安心です。
5. 静音性を考慮する
寝室やリビングで使う場合、運転音が気にならない静音性も重要。
ゴーゴーうるさい空気清浄機だと、せっかく快適に過ごすために買ったはずなのに、逆に落ち着かなくなってしまいます。
運転音の基準としては、35dBくらいのものを買うのがおすすめ。
騒音レベルの目安は、図書館や静かなオフィスが40dBくらいだと言われています。
そのくらいなら許容ですよね。
特に寝る際に使う場合は、夜間モードや静音モードが搭載されているモデルがおすすめです。
6. 加湿と空気清浄のバランス※
加湿機能と空気清浄機能がどちらも優れているか確認しましょう。
一方の性能が高くても、もう一方が弱いと全体の満足度はダウン。
特に空気清浄機能のフィルター性能(HEPAフィルターや脱臭フィルターなど)は要確認。
花粉やウイルス対策の効果が高いものを選ぶのがおすすめです。
7. 消耗品やランニングコスト
フィルターや加湿部品の交換頻度や価格も事前に確認しておくと吉。
一部のモデルでは消耗品が高額な場合もあります。
長期的な目で見て、ランニングコストが許容範囲内かどうかを確認することが重要です。
最近はフィルター交換が10年不要だったり、フィルター交換自体が必要なかったりするモデルも増えています。
8. デザインやサイズ
部屋の雰囲気に合うデザインや、設置スペースに収まるサイズの製品を選ぶことも大切。
ローチェストの上に置けるくらいコンパクトなモデルもあります。
特にリビングや寝室など目立つ場所で使う場合は、デザイン性も重視したいポイントですね。
空気清浄機はシンプルなデザインのものが多いので、ディスプレイの位置やボタンの形状などで印象が変わります。
また、スリムタイプや軽量モデルも最近は増えてきているので、設置スペースによってはコンパクトなモデルがおすすめです。
9. 付加機能をチェック
- 温湿度センサー
- 脱臭機能
- ペット用モード
- チャイルドロック
- 自動運転機能
- スマート家電対応(スマホアプリでの操作など)
など、便利な付加機能が搭載されているかも選ぶ際のポイント。
自分のライフスタイルに合った機能を備えたモデルを選ぶことで、より快適に使用できます。
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空気清浄機で加湿機能ありモデルのおすすめ3選
加湿機能付き空気清浄機を選ぶ際のポイントを踏まえて、人気の高いモデルを3つご紹介します。
特徴 | MCK555A | KC-35T7 | KI-RX75 |
---|---|---|---|
メーカー | ダイキン | シャープ | シャープ |
適用床面積 | 25畳 | 空気清浄:15畳(25㎡) 加湿空気清浄:11畳(18㎡) (プラズマクラスター適用床面積:15畳) | 空気清浄:34畳(56㎡) 加湿空気清浄:27畳(45㎡) (プラズマクラスター適用床面積:18畳) |
清浄時間 | 8畳 / 11分 | 8畳 / 15分 | 8畳 / 9分 |
最大加湿量 タンク量 | 500ml/h 約2.7L | 400ml/h 約1.8L | 900mL/h 約3.2L |
フィルターの違い | TAFUフィルター(静電HEPAフィルター) 脱臭フィルター 抗菌加湿フィルター | 静電HEPAフィルター 脱臭フィルター 抗菌・防カビプレフィルター | 静電HEPAフィルター ダブル脱臭フィルター 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
お手入れの簡単さ | 掃除機で楽々お掃除 | 掃除機で楽々お掃除 簡単給水トレー | プレフィルター自動掃除 |
静音性(空気清浄 / 加湿空気清浄) | 20dB~53dB | 21dB~49dB | 20~52dB / 21~48 |
消耗品やランニングコスト | フィルター交換10年不要 | フィルター交換2~5年 | フィルター交換10年不要 |
消費電力(空気清浄 / 加湿空気清浄) | 6~70W / 8~72W | 3W~31W | 6.6~80W / 7.7~52W |
サイズ(mm / kg) | 幅 270×奥行270×高さ700 | 幅 380×奥行197×高さ570 6.8kg | 幅395×奥行305×高さ650 13kg |
付加機能 | ストリーマ技術とアクティブプラズマイオンのダブル方式で、空気中の有害物質を効果的に分解・除去。 | プラズマクラスター7000 パワフル吸じん運転 湿度・温度表示モニター | プラズマクラスターNEXT 汚れの見える化 キャスター付き 高感度な5つのセンサー |
MCK555A(ダイキン)
「MCK555A」は、ダイキンならではの技術で空気清浄と加湿の両方をしっかりサポート。
特に「ストリーマ技術」が強力で、花粉やハウスダスト、さらにウイルス対策にも活躍します。
また、たっぷり加湿できるので、冬の乾燥した季節も肌や喉が潤い、快適に過ごせますよ。
しかもお手入れが簡単で、フィルターの交換が少なく済むのも嬉しいポイント。
音も静かで、リビングはもちろん、寝室にもぴったり。
めちゃくちゃコンパクトなので、置き場所に困らないのもうれしいです。
空気がキレイになるだけでなく、家族全員が過ごしやすい空間を作りたい人におすすめの一台です!
KC-35T7(シャープ)
シャープの「KC-35T7」は、加湿空気清浄機が初めての方にもぴったりのシンプルモデル。
「プラズマクラスター7000」で空気中のウイルスやカビを抑えながら、適度な湿度をキープ。
肌や喉の乾燥が気になる季節も安心して過ごせます。
しかもサイズがコンパクトで、置き場所に困らないのが魅力。
操作も簡単で、電源を入れるだけで部屋全体が快適になるので、機械が苦手な人でも安心して使えます。
吸水トレーも直接給水も可能なので楽ちんです。
部屋の空気を効率よくきれいにしつつ、生活に潤いを与えてくれる頼れる存在です。
KI-RX75(シャープ)
「KI-RX75」は、広いリビングでも大活躍のパワフルなモデル。
「プラズマクラスターNEXT」搭載で、空気中の微細な汚れや匂いをしっかり除去してくれます。
さらに、加湿機能はもちろん、AIが部屋の状態を学習し、自動で最適な運転をしてくれる賢さもポイント。
音声でお知らせ機能もあって、それがかわいくて好きという口コミも多かったです!
大きなタンクで加湿も長時間できるから、乾燥が気になる季節も安心して過ごせます。
プレフィルターは自動掃除機能搭載。お手入れが楽ちんです!
スタイリッシュなデザインでインテリアにも馴染みやすいので、性能と見た目のどちらも妥協したくない人にぴったり。
家族全員が快適に過ごせる空間をつくるにはうってつけです!
KI-RX75には後継機でKI-SX75が発売されています。。
違いは発売年度・型番・価格で、デザインや機能は変わりません。
型落ちな分、KI-RX75の方が安いですが、どうせ買うなら新しい方がいいという方はKI-SX75もおすすめです。
ただKI-RX75よりも一個前のKI-PX75は型落ちですが、品薄になってきていて価格が上がっています。
KI-RX75も今後価格が逆転してしまう可能性もあるので、今のうちにゲットしておくとお得に買えますよ。
空気清浄機で加湿機能なしモデルのおすすめ3選
加湿機能がない空気清浄機の中で、楽天市場で高い評価を得ているおすすめモデルを3つご紹介します。
特徴 | MC555A(ダイキン) | FU-R50(シャープ) | Airdog X3D |
---|---|---|---|
メーカー | ダイキン | シャープ | Airdog |
適用床面積 | 25畳 | ~23畳(38m²) (プラズマクラスター適用床面積:14畳) | 17畳 |
清浄時間 | 8畳 / 11分 | 8畳 / 12分 | 15畳 / 27分 |
フィルターの違い | TAFUフィルター(静電HEPAフィルター) 脱臭フィルター プレフィルター | 静電HEPAフィルター 脱臭 抗菌・防カビプレフィルター | オゾン除去フィルター 集じんフィルター イオン化ワイヤーフレーム プレフィルター |
お手入れの簡単さ | 掃除機で楽々お掃除 | 掃除機で楽々お掃除 | 2ヶ月に1回 乾拭き / 水洗い |
静音性 | 19dB~53dB | 21dB~52dB | 22.3~45.5dB |
消耗品やランニングコスト | フィルター交換10年不要 | フィルター交換10年不要 | 交換不要 |
消費電力 | 6~46W | 2.6W~49W | 8.7~27W |
サイズ(mm / kg) | 幅 270×奥行270×高さ500 | 幅 383×奥行209×高さ540 4.9kg | 幅 270×奥行260×高さ560 6.4kg |
付加機能 | ストリーマ技術とアクティブプラズマイオンのダブル方式で、空気中の有害物質を効果的に分解・除去。 | プラズマクラスター7000 パワフル吸じん運転 | 空気の汚れ具合を色と数値で可視化 光&人感センサーでライト消灯 3方向広域排気システム |
MC555A(ダイキン)
ダイキンのMC555Aはフィルターが10年間交換不要。
空気清浄機の寿命が8~10年と言われているので、使用期間はまったくフィルター交換しなくて済むかもしれません。
25畳の広い部屋にも対応しているので、リビングでも使用可能。
花粉やウイルスをしっかりキャッチしてくれます。
しかも動作音が静かで、夜中に使っても気にならないのがありがたいポイント!
見た目もコンパクトなので、部屋に置いてもインテリアに馴染む一台です。
FU-R50(シャープ)
シャープの空気清浄機「FU-R50」はシャープ独自の『プラズマクラスター7000』技術が搭載。
空気中のウイルスやカビ菌、アレル物質を抑えてくれます。
『スピード循環気流』という機能で、部屋の隅々まで風が行き渡り、遠くのホコリもグイッと引き寄せ。
背面全体が吸い込み口になっていて、パワフルに吸い込んでくれます。
フィルターも優秀で、0.3マイクロメートルの微小な粒子を99.97%以上キャッチ。
しかも、10年間交換不要なので、ランニングコストも抑えられて経済です。
デザインもシンプルでどんな部屋にも馴染み、操作も直感的で簡単。
初めての空気清浄機にもおすすめの一台です。
ちなみにFU-R50の後継機であるFU-S50は発売時期が違うだけで性能は同じ。
型落ちモデルになるので、FU-R50の方が安く購入できます。
どうせ買うなら最新モデルの方がいいなという方はFU-S50を検討してみても◎。
Airdog X3D
Airdog「X3D」は超高性能な空気清浄機。
まず、フィルター交換が不要で、定期的にフィルターを掃除するだけでOK。
フィルターの掃除も掃除機で吸ったり、丸ごと水洗いしたりと簡単。
パワフルな集じん・脱臭力で花粉やハウスダスト、気になる臭いまで徹底的に除去してくれます。
パワーはあるのに動作音は静か。
しかも、光センサーと人感センサによりディスプレイライトが自動でオフ。
寝室に置いても気にならないのが嬉しいポイントです。
デザインもスタイリッシュでおしゃれ。
キャスター付きなので複数の部屋で使用する時にも便利です。
空気清浄機は加湿機能を使わない方がいい理由まとめ
空気清浄機は加湿機能を使わない方がいい理由を説明しました。
・加湿機能は手間がかかる
・湿度の管理が難しくなる
・カビや細菌の繁殖リスクが高まる
・フィルターやタンクの手入れが面倒
・加湿機能が逆に湿度を上げすぎることがある
ただ、加湿機能があると乾燥を防ぎ、肌や喉の健康を守るといった点はメリットとなります。
乾燥が気になるなら、加湿機能付きの空気清浄機がおすすめです。
特に冬場やエアコンで部屋が乾燥していると、喉や肌が荒れやすくなりますが、加湿機能付きなら乾燥を防げるから快適に過ごせます。
風邪やインフルエンザの予防にも効果的なので、風邪を引きやすい時期や家族に小さな子供がいるなら、加湿機能付きを選ぶと安心です。
もし乾燥がそれほど気にならないなら、加湿機能なしのシンプルな空気清浄機がおすすめ。
湿度の管理やお手入れが簡単で、必要以上に湿度が上がらないから、カビや湿気が気になる季節には最適です。
シンプルなものを選ぶことで、手間を減らしつつ、空気清浄機本来の効果を最大限に活かすことができます。
- 加湿機能付がおすすめな人:乾燥が気になる季節に使いたい、風邪やアレルギー対策を重視している人。
- 加湿機能なしがおすすめな人:湿度が高い地域に住んでいる、手間をかけたくない人。
自分の生活環境に合わせて、ぴったりのものを選べば、快適で健康的な毎日が手に入りますよ!
AIが最適運転。無駄なく効率よく、肌や喉にもやさしい生活ができるKI-RX75。
初めての空気清浄機にぴったり。シンプルかつコンパクトなFU-R50。