年賀状の準備をしていたら喪中はがきが。
今年は出産もしたから年賀状で出産報告をしていたのに……。他の方には年賀状で出産を知らせるので、喪中とはいえ、その方だけ出産報告をしないというのもちょっと……。
こんなときどうしたらいいのでしょうか。
喪中のときの年賀状代わりといえば寒中見舞いですが、そこで出産報告をしてもいいのか、赤ちゃんの写真は載せてもいいのか、という点も気になりますね。
この記事では相手が喪中だったときの出産報告についてまとめました。
自分が喪中の際の妊娠・出産報告については別の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
喪中の相手に出産報告をしてもいい?
出産報告自体はしても大丈夫です。
でもどうしても伝えておかなければならない間柄でない限り、わざわざ報告しなくてもいいと思います。次年度の年賀状まで待ってもいいのではないでしょうか。
- 常に連絡を取り合っている親友
- 妊娠報告をした親戚
などなど、「この人には伝えておいた方がいいかな?」という相手はいると思います。逆に「この人は伝えた方がいいかな、どうしようかな」くらいの相手なら無理に連絡しなくてもいいでしょう。
しかも、もし伝えるのであれば何かの連絡のついでにさらりと「実は無事出産しました」と伝える程度で十分です。
この辺は相手の気持ちにもよりますね。
たとえば両親が亡くなってかなり落ち込んでいるような状態で出産報告は無理です。あまり会ったこともない親戚が亡くなっての喪中で相手が気にしていないようなら報告してもいいですね。
自分が相手の立場だったら出産報告をお祝いできる気持ちになれるかどうか、がポイントです。
寒中見舞いで出産報告を喪中の相手にするのはあり?
寒中見舞いに出産の報告を添えるのは相手が喪中の場合はあまり好ましくありません。
自分が喪中の場合は自分が送りたいかどうかの気持ちで決めればいいと思いますが、相手が喪中ならどのくらいの悲しみを感じているかはわかりませんから。
相手の喪中が明けるタイミングによっては寒中見舞いで出せる場合もあります。
喪中の期間
- 両親、配偶者、子ども:1年
- 兄弟姉妹、祖父母:3~6ヶ月
寒中見舞いを送るのは松の内があけてから立春まで。1月8日~2月4日ごろ。
その間に喪が明けていれば寒中見舞いでもひと言「出産しました」と書いてもいいでしょう。もしくは家族の名前を書くところに赤ちゃんの名前をさりげなく書いて「あ、家族増えたのか」とわかる程度にしてみても。
本来は寒い時期に相手を気づかうためのお手紙なので、あくまで添えるだけ。
出産報告はがきと寒中見舞いを兼ねる場合の注意点
でかでかとお子さんの顔写真が載っている、出産報告がメインのはがきは絶対にやめましょう。
それくらいだったら寒中見舞いだとぼかさずに、はっきり「出産報告はがき」を出した方がいいです。
また、どうしても出産報告をしたいのであれば、もっと時期をずらしてはどうでしょうか。
暑中見舞いの時期なら喪が明けている方もいますし、子供の1歳の誕生日に「実は去年、出産してました~」と出産報告をかねてお手紙を書いてもいいと思います。もしくは次の年の年賀状に見送るかですね。
出産報告は無理にしなくても大丈夫
出産報告は無理に行うものではありません。
妊娠したことを知っていて、出産をとても楽しみにしてくれていた人ならともかく、そうでない人にわざわざ知らせなくてもよいものです。
あとから「あ、出産したこと知らされてなかったな……」と思う人はいるかもしれませんが、喪中であれば「喪中だから気づかってくれたんだな」と理由がありますからね。
出産報告自体が、人によっては「出産祝いの催促かしら」と受け取ることもありますし、相手の状況によって報告をつらく感じることもあるなどデリケートな問題です。
喪中ならばなおさら気をつかわなければいけません。
大事なのは相手の気持ちを考えること。
大切な人を亡くして深い悲しみを感じているときの対応は今後の付き合いのポイントになっていきます。
「喪中に出産報告をしてもいいかしら」と感じるくらいですから、今後も良い付き合いを続けていきたい相手なんですよね。相手が受け取ってどういう気持ちになるか考えて、いいタイミングで出産報告ができるといいですね。