子供がつかまり立ちができるようになると、成長がうれしい反面、心配ごとも増えますよね。
とくに困るのが、テレビ台につかまってテレビを見るようになってしまうこと!
何度テレビ台から引きはがしても、高速ハイハイですぐにテレビ台の前へ。「離れて見ようね!」としつこく言うとギャン泣き。
せっかくできるようになったつかまり立ちなので、練習のためにも邪魔したくはないし、そんなにキャンキャン毎日叱りたくもないですよね。
かといって、テレビを近くで見せるのはやっぱり心配。
[chat face="nayamu.jpg" name="" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]テレビの方もぺたぺた触られたり、おもちゃでガンガン叩かれたりして壊れてしまいそう[/chat]
つかまり立ちでテレビに近い位置に子供がいるときの対処法をまとめました。
子供とテレビの距離が近いときの対策
テレビの近くに行ったらテレビを消す
テレビの近くに行ったらテレビを消す、離れたらテレビをつける。
「なんで消しちゃうんだよー!」とワンワン泣かれますが、距離を取ってテレビをつければまた泣き止むことも多いです。
そのうち言葉を理解できるようになったら、「テレビはどこで見るの?」「テレビ消えちゃうよ」と声がけするだけで戻ってくるようになりますよ。
[chat face="OK.jpg" name="" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]離れて見られるようになったらしっかりほめてあげるとやる気がアップします[/chat]
ちなみに実際に近づくとアラームが鳴ってテレビ画面が消えてしまうテレビもあります。
SONYの「インテリジェント人感センサー」という機能で、もともとはテレビから離れたときに自動的にテレビを消して節電できるもの。この機能を活かして、子供が近づくとアラームが鳴るようになっています。
こういうテレビを導入してしまうのもアリですね。
テレビの前に人工芝やサークルを置く
テレビの前に何かを置いて物理的に近寄らせないのも手。
- 人工芝
- テーブル
- ベビーサークル
人工芝はツイッターで話題になったんですよね。チクチクが嫌いな子には絶大な効果があります。
ただ、赤ちゃんによってはまったく平気だったり、1週間くらいで慣れてしまう子もいるとか。やっぱりしっかり防ぐならベビーサークルですかね。
難点は大人もDVD操作などが少し面倒になること。
ベビーサークルは部屋がせまくなるので嫌だというママも多いですが、ちょっと手が離せないときなど何かと便利。
ベビーサークルをくるくる回るのもつかまり立ちの練習になりますしね。
たまにベビーサークルのすき間に手や頭を突っ込んで抜けなくなる、なんて事故も起きたりしますので、なるべく複雑な形をしていないシンプルなものがおすすめです。
テレビを見せる場所を決める
しつけとしても最適なのが、テレビを見る場所をしっかりと決めてしまうこと。
- テープを貼る
- 座布団を置く
など、子供にもわかりやすい印をつけておきましょう。
絵本の読み聞かせイベントなどに参加するときにも、見る場所を決めて見せるようにしておくと楽です。
[chat face="point.jpg" name="" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]保育園や幼稚園への入園準備にもなりますね[/chat]
テレビを見る時間を決める
目が悪くなることを心配しているのであれば、テレビを見る時間を決めるのも大切なこと。
朝の洗濯や洗い物などの時間、夕方のご飯を作る時間だけにします。
[chat face="point.jpg" name="" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]それ以外の時間はテレビを隠してしまうといいですよ[/chat]
うちは見ない間はタオルケットでテレビを隠していました。
子供達もテレビのことを忘れますし、意外と大人もテレビを見なくなるんですよ。
テレビ大好きで、帰宅すると即テレビをつけていた夫も「タオルケットをどかす」作業が面倒らしくてテレビをつけなくなったんです。
大人がテレビを意識しなくなり、テレビをつける時間を減らしたことで子供も自然とテレビから離れることができました。
テレビがついているとテレビにくぎ付けになっていた子供たちも、テレビがなければおもちゃで遊ぶようになりますよ。
子どもがタオルケットを引っ張らないように注意してください。
うちはテレビを壁掛けにしているので大丈夫でしたが、置いてあるだけの場合はタオルケットを引っ張るとテレビが倒れる心配が出てきます。
防災対策にもなるので、テレビは倒れないようにテレビ台にくっつける対策もしておくといいですよ。
子供にテレビから距離を取らせるときの注意点
テレビに限らず、子供に何かを教えるときは
- 泣かれてもやると決めたらやり通す
- 旦那にも一緒にやってもらう
「テレビに近づいたらテレビを消す」と決めたとします。ぎゃんぎゃん泣かれると「はいはい、今日だけだよ」と言ってテレビをつけたくなるんですよね。
でも、つけちゃだめなんです。
親が約束を破ることになってしまうので。
一度約束を破ってしまうと、子供は「泣けばやってくれる」と思うようになりますし、「約束は破られる」と学んでしまうんだそう。決めたことはやり通しましょう。
ママ一人で頑張っていてもパパが許してしまったら意味がないので、やるなら旦那様も一緒に徹底してやるようにしましょう。
テレビから離れる距離は大きさや種類による
テレビを見る場所はサイズによって最適な距離が決まっています。
基本的にはテレビ画面の高さの約3倍と言われています。
32型だと約39cmなので、39 × 3 = 117cm。1.2mくらいは距離を取った方がいいんですね。
4Kテレビなら、その半分の距離でもいいとされています。
ただ、これはテレビを見るときに一番きれいに見える距離のこと。4Kテレビがより近くで見てもいいのは、画質がきれいで近づいても画面の粗さが目立たないからです。
どのくらいの距離が目にいいかというのは決まりはないんです。
気をつけたいのは子供にとってテレビは刺激が強いということ。ソニーのHPを見ると
最適視聴距離から視聴すると、視野いっぱいに映像が広がり、映像へ最も深く没入することができます。
テレビとの最適視聴距離は? / 4Kテレビ、2Kテレビ(フルHD、その他)を見るときの最適な視聴距離はどのくらいですか? | Sony JP
なんて説明がありました。
大人が映画やスポーツを見るときには迫力満点の映像を楽しみたいですが、子供にはやはり刺激的ですね。
絵本の読み聞かせ講座で聞いたのですが、10歳くらいまでの子供は自分とほかの人との境界線があいまいなんだそうです。だから、物語にもがっつり入り込んで、自分と重ね合わせて見るんですって。
そんな年頃の子供たちはテレビの世界にも入り込みやすいもの。没入してしまうほどの距離というのは困ります。
[chat face="point.jpg" name="" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]なので、やはり1.5m~2mくらいは距離を取っておいてあげた方がいいですね[/chat]
テレビを近くで見ると目が悪くなるの?
よく言われることなんですが、実はテレビとの距離よりも時間の方が重要なんだそうです。
テレビを長時間見ていると、目が同じ距離ばかりをずっと見ることになり、それが目に悪いんです。
パソコンやスマートフォン、携帯型ゲーム機などを近い距離で長時間使用していると、目の中にあるピントを合わせるための「毛様体筋」が常に緊張しつづける。この状態を「調節緊張」(仮性近視)と呼び、子供の近視の原因となる。
引用した記事では距離にも触れていますが、ポイントはやはり時間です。
- 適度に休憩をはさんで目を休ませる
- いろいろな距離、いろいろなものを見せる
方が目にはいいんですね。
つかまり立ちを始めたらテレビ対策を
ただでさえ子供とテレビの関係は心配な問題。
小さいうちはまだいいですが、だんだんとYoutubeやゲームに夢中になっていきます。
つかまり立ちを始めた頃からテレビとの距離を保つように教え込んでおけるといいですね。
テレビとの距離を保つためには
- テレビの近くに行ったらテレビを消す
- テレビの前に人工芝やサークルを置く
- テレビを見せる場所を決める
- テレビを見る時間を決める
といった対策をしてみてください。
[chat face="point.jpg" name="" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]最初は泣かれてしまうことも多いですが、そういうものなのだと思えばできるようになっていきます[/chat]
成長すればするほどルールを決め直すのは大変になっていきますので、つかまり立ちをし始めるくらいの頃からテレビを見る場所と時間を決めておくのがいいですよ。
[jin_icon_arrowbottom color="#e9546b" size="17px"]つかまり立ちの転倒対策についても記事を書いています。
テレビに夢中になっていて後ろに転んで頭をゴンッなんてこともありえます。ぜひ参考にしてみてください。