ママだって美容院や病院に行くことってありますよね。結婚式に招待されることだってあります。
そんなときに困るのが赤ちゃんを預けるかどうか。とくに人見知りや後追いがひどい赤ちゃんを預けるのは気が引けます。
自分と旦那以外が抱っこするとすぐに泣いてしまう。機嫌が悪いときは旦那でもダメ。
そんな赤ちゃんを人に預けるなんてむずかしいのではないかと思ってしまいますよね。
うちの子供たちは0歳代での後追いがひどくて、実家に預けてる間中ずっと泣いていたということもありました。「泣かれるからちょっと預かりたくない……」みたいな雰囲気を出されることも。
人見知りや後追いする赤ちゃんはママべったりでないと本当にダメなのでしょうか。預けることはできないのでしょうか。
人見知りや後追いする赤ちゃんを預けるのはかわいそう?
まず第一関門として、ママの気持ちでストップがかかってしまうことが多いんですよね。
泣いてしまう赤ちゃんを預けることに罪悪感を感じてしまって預けることができないケース。
でも、預けることにもメリットがあります。
- 親と離れて自立する準備になる
- ママは戻ってきてくれることを知る
- 悲しい気持ちを切り替える練習になる
- 家とは違うおもちゃで遊べる
- 親とは違うかかわり遊びができる
- 集団の中で遊べる
子供は
- ママから離れて一人でがんばる(自立)
- ママに思い切り甘える(依存)
を繰り返すことでだんだん成長して、自立していきます。
「離れた経験があるからこそ、ママの元で安心できる。安心できるママがいるからこそ離れられる」という関係。だから社会生活を経験してみることはいいことだと思いますよ。
家とは違うおもちゃ、環境、親とは違う大人とのかかわり、集団とのかかわりを通して、いつもと違う刺激を与えるのも脳の成長にはいいと言われています。
あまりにも泣きすぎて、たとえば預けるたびに泣きすぎて吐くみたいな子だとちょっと厳しいですが、そうでなければ預かってもらっても心配ないです。
後追いする赤ちゃんを預ける場合の対策
人見知り・後追いする赤ちゃんを預けるときの持ち物
別の環境で刺激を受けるのもいいことなんですが、人見知りや後追いが激しい子はなるべくなるべく普段通りの環境を整えてあげるといいです。
- 一番お気に入りのおもちゃ(夢中になってしまうレベルのもの)
- いつも寝るときに使っているもの(タオル・布団)
などなど、本人が安心できるであろうものを一緒に預けましょう。
一時保育などで持ち込みが不可という場合でも、タオル一枚くらいは持ち込めることがほとんど。
オムツや飲みものを一緒に預けると思うので「どうしてもの場合に使ってみてください」と伝えておきましょう。
人見知り・後追いする赤ちゃんを預けるときのコツ
- 出かけ先から少しでも近いところに預ける
- おもちゃやミルク・おやつなどに夢中になっている間に出ていく
- お昼寝の時間に合わせて預ける
- 短時間からスタートして徐々に慣らす
お出かけ先からは少しでも近いところを選び、離れている時間は短時間にしてあげた方がいいです。
預け先にもよりますけどね。もし少し距離があっても慣れている場所があるのであれば、そちらに預けるのもアリです。
ママが出て行ったことに気づかせないため、何かに夢中になっているすきにこっそり出ていくのがおすすめ。気が付いて泣きだす時間を減らせます。
ただ、これは賛否両論あって「ちょっとお出かけしてくるからね。戻ってくるから大丈夫だよ」と伝えていく派のママもいます。私も一時預かりの時はそうしていましたね。
「ママは戻ってきてくれる」と教えてあげるのも自立には必要なことです。
子供の様子、預け先、預ける時間によっては伝えてあげるのもいいと思います。
お昼寝の時間に合わせて預けるようにしてあげると、もし泣いてしまっても疲れて寝てしまうのが期待できます。寝る前の泣きが一番激しかったりはしますけど。
寝てるうちに預けるってのはよさそうな気がしますが、私はしませんでした。起きてママがいないって怖いかなって思って。
人見知り・後追いする赤ちゃんを預けた体験談
赤ちゃんを預けるのに全然泣き止まない子だとちょっとためらいも出てきますよね。
うちの子も一度泣くと1時間平気で泣き続けてるくらい体力のある子だったので不安でした。
でも、義母は3人育ててる人だったので「泣いてるわぁ」くらいで放っておいたそうです。「放っておいたのかよ!」とは思いましたが、何してもダメってのも私もわかっていたので、まぁ危険がなければいいか……って感じですね。
実母の方は「ずっと抱っこして散歩してたら寝た」と。「むしろばぁばの方が『この人、おっぱいない』と思ってあきらめがつくのでは?」とか言ってましたね。
意外となんとかなりますね。預かる方の気の持ちようなのかなって感じです。
後追いは保育園や一時保育に慣れれば治る?
後追いする子の対策に
- 保育園に通わせる
- 一時保育を利用する
などして事前に「預ける」という状態に慣れさせることを提案されることがあります。
たしかに保育園や一時保育の先生は子供を預かるプロ。もちろん後追いがひどくてぎゃんぎゃん泣いてしまう子供も預かっています。
保育園に普通に通園するのであれば半月から1ヶ月くらいたつと慣れる子が多いようです。
門のところで泣いていても、意外と保護者が見えなくなればケロッとして遊び始めてしまう子もいます。
逆に一時保育だとちょっと厳しいという子も。
やはり保育園に毎日通って保育士さんやお友達との信頼関係を築くのと違うんですよね。
一時預かりは担当の先生が行くたびに変わることもありますし、飛び飛びで利用すると慣れてきたところでまた預けなくなって、また預けて……ってなりがち。子供には環境がコロコロ変わってストレスになりがちです。
下手に週1回とかで慣らしていくよりは、ガツンと預けてしまうか、慣らそうと思わずにどうしても必要な日だけ預けるようにする方がいいかなと思います。
後追いや人見知りは時期が来たらすんなりよくなることもありますので、「慣れさせなきゃ!」と必死になる必要はありません。
いろいろな経験をさせてあげることはいいことだと思いますが、焦らなくても大丈夫ですよ。
人見知り・後追いする赤ちゃんだからこそ預けよう!
毎日毎日後追いされて、外に出れば人見知りでギャン泣きされて、ママはお疲れだと思います。
人見知りや後追いがひどい子だからこそ、ママは少し離れてリフレッシュするのもアリです!
毎日引っ付かれて大変だけど、それでもずっと一緒にいたい、離れるとママが不安を感じてしまうというのであれば別ですが、無理に四六時中一緒にいる必要はないんです。
中には一緒にいたいけれど、一緒にいるのがつらいと葛藤するママもいるでしょう。私もそうでした。後追いストレスでしんどいけど、離れたくない。
けれど一度離れてみると、意外と親も子供もリフレッシュできてよかったかも?と思えることもありました。
用事があるときはもちろん、少し自分がしんどいなって思ったときにも「人に預ける」という選択肢を持ってみてもいいと思います。
ママが「人に頼る」という選択肢を持っていることで、子供も将来「人に頼る」ことがうまくできるようになります。周りに頼りながら、助け合いながら子育てしていけたらいいですね。
[jin_icon_arrowbottom color="#e9546b" size="17px"]後追いをする子への対応策をまとめた記事もあります。自宅で後追いされてお困りのママはぜひ読んでみてください。