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カレーを夏場に常温保存は危険!冷蔵庫に鍋ごと保存で大丈夫?日持ちさせるコツ。

カレーライス
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朝作ったカレーを冷蔵庫に入れるのを忘れた!

見つけた瞬間焦りますよね。

キッチンのコンロの上に置いておいたから直射日光はあたっていないとは思うけれど、夏場に常温で放置しておいて大丈夫なのでしょうか。

すぐに冷蔵庫にいれれば大丈夫? 加熱すれば平気?

「二日目のカレーがおいしいんじゃん! 常温で平気平気~」なんて言われても、自分はお腹が弱いし小さな子供もいるし心配。

カレーって腐ってても見た目や臭いでわかりづらいし……。

  • カレーは夏場に常温保存しても大丈夫なのか
  • 保存するとしたらどうしたらいいのか

まとめてみました。

カレーを夏場に常温保存しても食べられるのか

カレーを夏場に常温保存しても午前中の半日程度なら大丈夫なこともあります。

  • 朝作って昼に気づいた
  • 夜に作って朝気づいた

くらいなら大丈夫なことが多いです。

一番気温が高くなるのは10時~14時頃ですので、その時間だとちょっと危険。

ただその日の気温にもよります。真夏日だったりすると午前中や夜中でも気温が高いのでダメになってしまう可能性はあります。

なぜカレーを常温保存するとダメなの?

カレーが腐ってしまう原因は雑菌。

作った時にはぐつぐつ煮込んで加熱されているので、雑菌はいません。

清潔でないお玉ですくったり、すくうときに空気に触れることで雑菌が入り込みます。

なので、カレーを作ってそのままふたをしておいたのなら、雑菌はあまり入り込んでいません。

雑菌が入り込んだとしても一般的な菌は75度以上1分以上加熱で死にます。

ぐつぐつするまでしっかりと再加熱すれば大丈夫です。

ただ怖いのは

  • 腐りやすいじゃがいも
  • 熱に強いウェルシュ菌

じゃがいもって腐りやすいんですよ。しかも冷凍すると食感がかなり変わってしまうので冷凍保存にも不向き。

だから保存する予定のあるカレーにはじゃがいもを入れない方がいいです。

またカレーなどの煮込み料理で繁殖しやすいウェルシュ菌は加熱しても死んでくれません。

なんと100度で6時間加熱しても殺菌できないんですって。

増殖しやすい温度が40~50度くらい。ほかの細菌は20度~40度くらいが一番増殖しやすいので、少し高め。

増殖するスピードもかなりはやく、鍋の中であっという間に増えてしまうそうです。

しかも数行前に「空気に触れなければ雑菌が入り込むすきがない」と書いたのですが、ウェルシュ菌は逆に空気に触れないと大繁殖します……!

ウェルシュ菌は少量なら食べても大丈夫だけれど、たくさん食べると食中毒の症状が出ます。

なので、ウェルシュ菌が元気になる40度~50度の時間を極力減らすことが大事。

放置せずにすぐに冷やします。

氷水を張ったボウルに鍋をつけて(水が入らないように注意)冷やします。

鍋が大きすぎる場合は、ほかの容器や鍋にうつして浸しても大丈夫です。

ウェルシュ菌は酸素に弱いので、かき混ぜながら冷まします。

粗熱が取れたら冷蔵庫へ。

常温にしておくと、ウェルシュ菌が増殖しやすい40~50度の時間が長くなるので危険なんですね。

しかもほかの食中毒菌が繁殖しやすい20~40度でキープされてしまうので怖いです。

食中毒の基本は清潔さと温度管理!

カレーは日持ちは冷蔵庫なら長くなる?

冷やしておけば1週間くらい大丈夫なんでしょ!?みたいなことも聞きますが、さすがに無理です!

冷蔵庫での保存期間は2~3日程度。

夏場は冷蔵庫の開け閉めなどで温度があがりやすいので2日程度と思っておいた方がいいです。

とくに子どもやお年寄り、普段からお腹が弱い人は翌日くらいにとどめて置いた方が無難。

じゃがいもは腐りやすいので取り除いておいた方がいいですね。

朝晩しっかり加熱して菌を殺すのも大事です。

長期保存しておきたいなら冷凍!

もし長期保存しておきたいのなら冷蔵よりは冷凍です。

じゃがいもは冷凍すると味や食感が落ちるので、取り除くかつぶしてしまいましょう。

フリーザーバッグに入れて平らにした状態で冷凍庫に入れると早く凍らせることができます。

食べる前には冷蔵庫で解凍して、十分に加熱してから食べましょう

冷凍保存なら1か月くらい持ちますよ!

カレーの保存は鍋ごと冷蔵庫で大丈夫?保存の仕方

基本的には鍋ごとでも大丈夫です。

その方が楽ですしね。

ただ、深い鍋だと空気に触れない部分が多いので、底の方でウェルシュ菌が繁殖しやすくなります。

冷えるのにも時間がかかりますね。

  • なるべく浅い鍋やフライパンで作る
  • 平たい容器やジップロックに移す

ようにした方が安全です。

夏場のカレーは冷蔵保存&ぐつぐつ加熱しよう

冬場でも保存方法を間違えると食中毒の原因になるカレー。

夏場はなおさら気をつける必要があります。

怖いのは旦那さんや子供。

ママが不在にするからとカレーを作っておくこともあるでしょう。

あまり食中毒などを気にしていない旦那さんがあまり再加熱しないまま食べたり、食べ終わった後に常温放置したりしてお腹を壊すことがあります。

うちも父親が昔、再加熱が不十分なカレーを食べて嘔吐下痢の症状が出たことがあります。

しかも不慣れな父親が冷蔵庫から取り出す手間がないようにとコンロに常温放置だったんですよね……。

家族にもカレーの保存方法や加熱方法についてしっかり伝えておきましょうね

夏場はご飯も意外と腐ります!詳細は以下の記事にまとめましたので、ご覧ください。

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