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閉じた松ぼっくりを開かせる方法3選!下処理や活用方法・クラフトアイディアも大紹介!

松ぼっくりを公園で見つけたものの、閉じたものばかりでがっかりしたことはありませんか?

実は松ぼっくりは湿気があると閉じて、乾燥すると開く性質があるんです。

松ぼっくりの中には種が入っていて、種をなるべく遠くへ飛ばすことで増えることができます。

だから、種が飛びにくい雨の日や湿度が高い日には閉じていて、晴れた日を待って種を飛ばすんです。

つまり、松ぼっくりを乾燥させてあげれば簡単に開くことができます。

この記事では

  • 松ぼっくりを開かせる3つの方法
  • 虫対策などの下処理方法
  • おすすめの松ぼっくり活用方法

をご説明します。

なるべく早く開かせたい、きれいに保存できるように開かせたいという方にもぴったりの方法もご紹介しますね。

ちなみに、「どうして松ぼっくりが開くんだろう?」という疑問に答える絵本もあります。

親子で松ぼっくりの不思議な仕組みを学びながら、「じゃあ、どうしたら開くようになるのかな?」と考えたり、実際に試してみたりするのも楽しいですよ。

松ぼっくりを開かせる3つの方法

閉じた松ぼっくりを開くには3つの方法があります。

  • 自然乾燥法
  • ドライヤー活用法
  • 乾燥剤活用法

どれも簡単で、親子で楽しめるのでおすすめです。

ひとつずつ解説していきますね。

電子レンジでの加熱は、爆発の危険があり、松ヤニも大量に出てしまうのでおすすめしません。

自然乾燥法:時間はかかるけど手間いらず

最も安全で確実な方法が、自然乾燥です。

窓側や縁側など、日当たりと風通しの良い場所に松ぼっくりを置いておくだけで、だんだんと開いてきます。

ポイントは

  • 直射日光が当たる場所に置く
  • 新聞紙やバスマットを敷く
  • 適度な間隔を空けて並べる

朝から夕方まで太陽の光が届く場所なら、夏は半日~1日、冬でも1~2日程度で開いてきます。

新聞紙やバスマットの上に松ぼっくりを並べると、下からも空気が通って乾きやすくなりますよ。

また、松ぼっくりどうしが重なり合わないように、適度な間隔を空けて並べるのもコツ。

湿度の高い日は乾きにくいので、除湿機を近くに置いておくと効果的です。

焦らず気長に待つことで、自然な開き方になり、長期保存にも適しています。

「なんで開くのかな?」「さっきより開いてきたね」と親子で観察するのも楽しい方法です。

ドライヤー活用法:短時間で開かせたいときに

急いで松ぼっくりを開かせたい時は、ドライヤーを使う方法がおすすめ!

ただし、お子さんとやる時は火傷に注意しながら行うようにしてくださいね。

手順は以下の通りです。

  1. ドライヤーを冷風か弱めの温風モードに設定
  2. 松ぼっくりから20~30cm離して、全体に風を当てる
  3. 5分ほど温めたら一度確認し、必要に応じて松ぼっくりの向きを変える
  4. 全体が均一に開くまで、10~15分くらい繰り返す

大きめのビニール袋に松ぼっくりを入れ、その中にドライヤーの風を送ると効率がアップ!

袋の中で風が回るので、まんべんなく乾きます。

この方法は上靴などをすぐに乾かしたい時にも使える裏ワザなんです!

ドライヤーを近づけすぎると松ヤニが溶け出してしまう可能性があるので注意が必要です。

途中で松ぼっくりが熱くなってきたら、一時中断して冷ましてから再開すると安心ですよ。

乾燥剤活用法:湿気対策にも便利な方法

時間がかかっても、手間なく確実に開かせたい場合は乾燥剤を使う方法がおすすめ。

シリカゲルや除湿剤などの乾燥剤と一緒に、松ぼっくりをジップロックや密閉容器に入れるだけ。

特に、使い終わった除湿剤の再利用にぴったりです。

使用する乾燥剤の量は、松ぼっくり3~4個に対して乾燥剤1パック(100g程度)が目安。

乾燥剤と松ぼっくりが直接触れないよう、キッチンペーパーなどを間に入れるのがポイントです。

容器は窓際など、やや温かい場所に置いておくと、より効果的。

半日から1日程度で開き始め、2日程度で完全に開ききります。

他の方法に比べて時間はかかりますが、カビの心配もなく、きれいな状態を保てるのが特徴。

大量の松ぼっくりを一度に処理したい時にもおすすめの方法です。

乾燥剤が湿気を含んで効果が弱くなったら、天日干しすると再利用できますよ。

松ぼっくりが閉じる理由と開く仕組み

松ぼっくりには、雨の日や湿度が高い時は閉じて、晴れた日や乾燥している時は開くという性質があります。

仕組みを子どもに説明してあげると喜びますよ。

松ぼっくりが閉じる理由

雨の日や湿気の多い日に松ぼっくりが閉じるのは、「種」を守るため。

松ぼっくりの中には大切な種が入っています。

雨の日に種を飛ばしても、遠くまで運ばれにくいですよね。

濡れた種は飛びにくく、土に根付くのも難しいので、松ぼっくりは乾燥した晴れの日を待って種を飛ばしますんです。

松ぼっくりが開く仕組みと役割

松ぼっくりの鱗(りん片)は、乾燥すると開くようにできています。

開いた松ぼっくりは種を飛ばし、役目を終えると地面に落ちてきます。

それでも、松ぼっくりが開いたり閉じたりする性質は地面に落ちた後も変わりません。

だから、開いた状態で落ちた松ぼっくりも、雨の日や湿度の高い日に拾いに行くと閉じてしまっているんですね。

でも、乾かしてあげるとだんだん開いてきます。

閉じた状態で拾ってきてポケットに入れて置いたら、ポケットがパンパンに!なんてことも。

冒頭でもお伝えしましたが、そんな松ぼっくりの仕組みを楽しく学べる絵本もあって、娘のお気に入りです。

松ぼっくりの下処理の仕方

松ぼっくりを工作に使いたいのなら下処理すると安心です。

外で拾ってきた松ぼっくりには土やほこり、松ヤニがついていたり、虫が隠れていたりすることも。

手間は少しかかりますが、きれいにすることで仕上がりがグンと良くなり、長く保存できますよ。

ここでは「水洗い」「煮沸消毒」「乾燥」の3つのステップを紹介します。

1. 水洗い:基本の下処理

まずは基本の水洗い。

拾ってきたばかりの松ぼっくりには、土やホコリ、小さな虫などが付いていることが多いので、丁寧に洗い落とすことが重要です。

  1. ボウルにぬるま湯(30度程度)を入れる
  2. 松ぼっくりを優しく振り洗いする
  3. 水が濁ってきたら新しい水に取りかえる
  4. 水がきれいになるまで2~3回繰り返す
  5. 流水でよくすすぐ
  6. キッチンペーパーで軽く水気を拭き取る

汚れが落ちにくい部分には、柔らかい歯ブラシや野菜洗い用ブラシを使うのがおすすめ。

特に、松ぼっくりの隙間や裏面は汚れが溜まりやすいので、丁寧にブラッシングしたいところです。

ただし、強くこすりすぎると松ぼっくりが傷んでしまうので気を付けてくださいね。

2. 煮沸消毒:虫の退治と殺菌

虫やカビの心配がある場合は、煮沸消毒をすると安心です。

これで殺菌と虫の退治が一度にできます!

どんぐりの下処理にも使えますよ。

  1. 鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させる
  2. 洗った松ぼっくりを入れる
  3. 中火にして、20分ほど煮沸
  4. トングや割りばしで松ぼっくりを取り出す
  5. 熱いうちに新聞紙やペーパータオルの上に置いて余分な水分を吸い取る

激しく煮立てすぎると松ぼっくりがいたむ可能性があるので、沸騰させすぎないように注意。

やさしく湯がくイメージです。

煮沸中は、松ヤニや汚れが浮いてきたり、中に潜んでいた虫も出てきたりすることも。

普段使っている鍋を使うのは抵抗があるし、洗うのが大変なので100均で別途買ってくるといいですね。

私は直火OKのアルミ製の鍋焼きうどんの鍋をよく使っていますよ!

3. 乾燥:仕上げの重要工程

乾燥は下処理の仕上げに欠かせない工程です。

しっかり乾かすことでカビを防ぎ、松ぼっくりの保存状態が良くなります。

  1. 風通しの良い日陰で2~3時間自然乾燥
  2. ある程度水分が飛んだら、直射日光の当たる場所で天日干し
  3. 新聞紙やバスマットの上に並べ、時々裏返してむらなく乾燥させる

松ぼっくりは重ならないよう、適度な間隔を空けて並べるのがポイントです。

松ぼっくり同士が重ならないように並べるのがポイントです。

乾燥中は定期的に裏返すと、むらなく乾燥できますよ。

乾燥時間の目安は、夏場なら半日~1日、冬場なら1~2日ほど。

完全に乾燥したかどうかの判断は、重さと手触りで確認できます。

乾燥が完了した松ぼっくりは、明らかに軽くなり、サラサラとした手触りになります。

乾いた松ぼっくりは紙袋や段ボール箱に入れ、湿気の少ない場所で保管しましょう。

ちなみに、下処理をした松ぼっくりはメルカリなんかで売れるんですよ……。

松ぼっくりを大量に拾ってきたらきれいに処理して出品しちゃうのもアリかも……!

松ぼっくりの活用方法やクラフトアイディア

拾って下処理をした松ぼっくりの活用方法を紹介します。

実はインテリアやタイマー、芳香剤として使えるんですよ。ひとつずつ解説しますね。

松ぼっくりのインテリア活用例

松ぼっくりをインテリアに活用すれば、自然の美しさをお部屋に取り入れることができます。

  • 瓶詰めディスプレイ
  • リースやガーランド

松ぼっくりをガラス瓶に入れて開かせ、不思議な演出を楽しむ方法があります。

閉じた状態の松ぼっくりを、開いた時の大きさよりも少し小さい口径の瓶に入れるのがポイント。

すると、瓶の中で徐々に開いていき、「どうやって入れたの?」という不思議なディスプレイが完成します。

また、松ぼっくりを土台に使ったリースやガーランドは、季節ごとの装飾を加えると一年中楽しめます。

好きな色のリボンやワイヤーなどを巻きつけるのもおしゃれ。

すき間に造花やプリザーブドフラワーを配置すると華やかさがアップします。

他にも、玄関やリビングを飾るオブジェとしても最適です。

簡単クラフトアイディア

工作が好きな方におすすめなのが、松ぼっくりを使った簡単な工作。

  • クリスマスオーナメント:スプレー塗装やリボンで仕上げる手軽な装飾アイテム。
  • 動物フィギュア:フェルトやモールを組み合わせて作る、子どもにも喜ばれる作品。
  • 自然素材の芳香剤:松ぼっくりの香りを活かして、さりげなく部屋に置けるアロマアイテム。

などを作ることができます。

スプレー塗装やリボンで仕上げると、きれいなクリスマスオーナメントが完成。

フェルトやモールを組み合わせれば、動物の形に大変身します。

松ぼっくりの香りを活かして、さりげなく部屋に置くアロマアイテムにするのもおすすめ。

自然の芳香剤として楽しめます。

エッセンシャルオイルを2~3滴たらすと、より豊かな森の香りを楽しむことができます。

植物の水やりタイマー

松ぼっくりの開閉する性質を利用して、観葉植物の水やりタイミングを知ることができます。

これは、特に水やりの加減が難しい植物を育てている方におすすめの方法。

松ぼっくりのおしり(軸の部分)を、植木鉢の土に5分の1ほど差し込んでおくだけで、自然の水分計として機能します。

水やり直後は、土の水分を感知して松ぼっくりは閉じた状態に。

土が乾いてくるにつれて、徐々に開いていきます。

完全に開ききった時が水やりのベストタイミング。

これなら、水のやりすぎや水不足を防ぐことができ、植物の健康管理に役立ちます。

特に、サボテンや多肉植物など、水やりの間隔が難しい植物との相性が抜群。

ただし、松ぼっくりは3~4ヶ月程度で劣化するので、定期的な交換が必要です。

また、観葉植物の大きさに合わせて、松ぼっくりのサイズを選ぶと見た目もバランスが良くなりますよ。

閉じた松ぼっくりを開く方法まとめ

松ぼっくりは、乾燥すると開き、湿気を含むと閉じるという自然の特性を持っています。

乾燥は日当たりの良い場所で自然乾燥させるか、ドライヤーを使うと効率的。

下処理をしっかり行うことで、工作や装飾に使いやすくなります。

採取のベストシーズンは10月~12月。

この時期なら、形の良い松ぼっくりが見つけやすいですよ。

松ぼっくりはコロコロかわいい形が子どもに人気で、インテリアや工作の素材にもなります。

自然からの素敵なプレゼントである松ぼっくりで、たくさん遊んでみてくださいね。

自然不思議を学んで知的好奇心を満たせる絵本松ぼっくりの魅力を知る入り口としておすすめ!

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