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迎え団子と送り団子の数はいくつ?形や作り方、供え方は?お盆が終わったら食べてもいいの?

迎え団子送り団子
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お盆には帰ってくるご先祖様のために迎え団子と送り団子を用意します。

でも、どんなお団子をいくつ用意すればいいのか迷ってしまいますよね。とくに初盆だと勝手がまったくわかりません。

この記事では迎え団子と送り団子の用意の仕方から処分の方法までお伝えします。

迎え団子と送り団子の形・数・供え方

迎え団子と送り団子の数と供え方

実は決まりがありません。

十三仏の考え方から13個、四十九日に合わせて49個というパターンが多いようです。

積み上げるときには10個か20個。10個なら3段、20個なら4段でピラミッドのような形に積めるからです。

10個の場合は一番下に6個、三角の形に並べます。その上に3個、一番上に1個です。

20個の場合は一番下に10個並べたら、6個、3個、1個の順で積み上げます。

お供えするスペースによっては少な目に置いても大丈夫ですが、6個以上にするのが一般的ですね。

6個でも下から3個、2個、1個で積めます。

積み上げたものを1つだけ飾る家もありますし、2対で飾る方もいます。

積み上げるほか、串に刺したり、積み上げずに皿に置いたりすることもあり、そのあたりは地域や宗派によって違いがあるようです。

迎え団子の形と種類

まるい方にあんこやたれがついた団子が一般的。

お盆で帰ってきて疲れたご先祖様のための団子です。

お盆の期間中には「お供え団子」「おちつき団子」という団子をお供えすることもあります。

おはぎを置く家庭が多いですが、送り団子と同じく何も味の付いていない白玉団子を積み上げるだけのこともあります。

送り団子の形と種類

何もつけない白くて丸いお団子です。

ご先祖様があの世に持って帰って好きなように食べてもらえるよう、何も味付けをしません。

迎え団子と送り団子はいつお供えするの?

迎え団子は8月13日、送り団子は8月16日にお供えします。

時間帯は迎え団子は午後や夕方、送り団子は朝です。

迎え団子をする家庭は迎え火も一緒にやると思いますので、迎え火を炊く前にお供えすればご先祖様の到着に間に合いますね!

浄土真宗は迎え団子と送り団子をお供えしない

浄土真宗にもお盆はありますが、

  • お盆のお供え
  • 迎え火・送り火
  • 迎え団子・送り団子

はしないそうです。お盆に対する考え方の違いですね。

自分の宗派を確認して用意するようにしましょう。

迎え団子と送り団子の作り方

用意するもの

  • 上新粉(米粉)
  • 熱めのお湯
  • 蒸し器

蒸し器はなくても大丈夫です。

色々なレシピを見てみると、お湯の量や団子の大きさによってできる数が違うのですが、上新粉はだいたい200gあれば足りそうです。

多めにできても自分たちでそのまま食べてしまえばいいですしね。団子は冷凍保存もできますよ。

半量を白玉粉にすると少しもっちりとした団子になります。

上新粉だけだとコシが強く、時間がたつとかたくなってきます。

だんご粉というのも売られているので、そちらを使うとちょうどいいやわらかさの団子ができますよ。

迎え団子と送り団子のレシピ

  1. 上新粉(米粉)を熱めのお湯でよく練る
  2. 耳たぶの硬さより少し硬めになるまで練る
  3. 棒状にして切り分ける
  4. 直径3cmくらいに丸める
直径3cmはOKのサインをした親指と人差し指の輪っかくらいの大きさです
  • 蒸し器で5分~10分蒸す
  • ラップをかけて電子レンジ(500wで1分くらい)
  • お湯で浮いてくるまで茹でる

積み上げて飾る場合は、積み上げた状態で半紙などに乗せて蒸すと崩れずに飾ることができます。

できあがったら迎え団子はあんこやたれをつけましょう。

みたらし団子のたれは

  • 水 100cc
  • 砂糖 1/4カップ
  • しょうゆ 大さじ2
  • 片栗粉 大さじ1

を弱火でとろみが出るまで混ぜて作りますよ。

お盆にお供えした団子は処分するの?

迎え団子も送り団子もご先祖様のための団子。

そうなると自分で食べてはいけないような気がしてしまいますよね。

実はお供えしたものは食べても大丈夫なのです。

団子だけではなく、お盆には色々なものをお供えしますよね。

あれらすべては、仏様にお供えをしたあと「お下がり」としていただくんだそうです。

「お供え物を下げさせていただきます」と報告をして、感謝の気持ちでいただきましょう。

お下げする時間ですが、夏場で傷みが怖いので早めに下げてしまっても大丈夫です。

もし傷んでしまったりカビが生えてしまったりして食べられなくなってしまったときは、半紙や白い紙に包んで燃えるごみとして捨てましょう。

お迎え団子も送り団子もご先祖様への感謝の気持ちで

お迎え団子も送り団子も根底にあるのはご先祖様への感謝の気持ちです。

しきたりにならうのも大事なことですが、バタバタしていると「やること」「こなすこと」にとらわれてしまいがち。

ご先祖様のことを思ってお供えするようにしましょうね。

人によっては「故人が好きだったから」と好きな団子を自由にお供えしてしまうこともありますよ。大事なのは気持ちなんですね