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さつまいもは収穫後いつが食べごろ?甘くなるまでの保存方法は?

さつまいも掘り
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子供向けの収穫体験イベントとして最近人気のさつまいも掘り。

我が家も参加してたくさん収穫してきたんですが……お店の人に「すぐに食べない方がいいですよ」と言われてしまいました。

どうやらさつまいもは掘りたてよりも少し寝かせた方がおいしくなるそうなんです。

さつまいもは収穫後いつが食べごろなんでしょうか。

また寝かせておくといってもどうやって保存しておけばいいのでしょうか。

毎年さつまいも掘り体験に行っているわが家がさつまいも農家さんに聞いた保存方法をご紹介します。

うまく保存すれば10月に収穫しても春ごろまで持つんですよ!

さつまいもは収穫直後は甘くない?食べごろはいつ?

さつまいもは収穫直後よりも追熟( 一定期間置いて甘さを増したり、果実をやわらかくしたりすること)した方が甘くなります。

さつまいもに含まれるデンプン質が日にちを置くことで糖分に変わるためです。

掘ってから2週間から1ヶ月程度は追熟させた方がおいしくなりますよ。

子供とさつまいも掘り体験に毎年行くと、掘った後に焼き芋を食べさせてくれるのですが、その際も自分たちが掘ってきた芋ではなく、お店の方があらかじめ掘って追熟させておいてくれた芋です。

やっぱり掘りたてよりも追熟させた方がおいしいからということでした。

さつまいもは収穫後にどうやって保存する?

さつまいもは常温で1ヶ月以上保存できる食べ物です。10月に掘ったさつまいもを春ごろまで持たせることもできますよ。

気をつけないといけないポイントは

  • 低温
  • 乾燥

を避けるということ。さつまいもは亜熱帯の植物なので、低温と乾燥に弱いんです。

保存に適する条件
  • 温度13~15度
  • 湿度85~90%

この条件に合うように環境を整える必要があります。

  1. 段ボールの底に新聞紙を敷く
  2. さつまいもを並べる
  3. 上から新聞紙をかぶせる
  4. 風通しのいい日陰(温度13~15度)に置く

空気がないのもよくないので段ボールは

  • いくつか穴をあける
  • ふたをきっちり閉めない
  • 時々開ける

などして中に空気を入れてあげましょうね。

ちなみに家庭では段ボールで保存するのが一番やりやすいんですが、芋農家さんには米袋がいいよと言われました。

米を保存しておくような袋ですから、空気をしっかり通しながら温度や湿度がちょうどいい感じに保たれるそうですよ。

段ボールや米袋を動かすことが多いなら、さつまいもは1本ずつ新聞紙でくるんであげた方がいいです。中で動くと芋がこすれて傷がつくので。

置く場所は暖かいお部屋で。

温度が下がってくると腐ってしまうので、物置や倉庫に置きっぱなしにしておくのは危険です。13~15度をキープできる場所に置きます。

暖かくて日当たりのいい場所に置いておくと芽が出てしまうこともあります。芽が出てしまうと、成長するのに芋の養分を使われてしまうので、あまりおいしくなくなっていきます。

暖かい場所でありつつ日陰に置くのがポイントですよ。

あと、低温と乾燥に弱いので冷蔵庫での保存は厳禁です。寒すぎ、空気乾きすぎで早く駄目になってしまいます。

保存するときに土がついていたらどうするの?

土が乾いた状態であればついたままでも大丈夫です。

いくらさつまいもが乾燥に弱いとはいえ、湿った土をつけておいては芋が傷んでしまうこともあります。

半日~1日くらい天日干しして水分を飛ばしてあげましょう。

さつまいもは収穫後に洗うと保存できない?

土がついているからと収穫後にさつまいもを水洗いしてしまうこともあると思います。

長く保存しておきたいのであれば、水洗いはできれば避けたいもの。乾燥に弱いさつまいもですが、水で濡れた場合はさすがに腐りやすくなってしまいます。

洗ってしまった場合はさっと拭いて、よく乾かしてあげた方がいいです。

収穫後すぐのさつまいもは皮が傷つきやすいのでゴシゴシ拭かないように注意してください。

ザルなどに並べて数日天日干ししてあげると乾きます。乾いたら新聞紙にくるんで保存します。

洗わなかったさつまいもに比べて悪くなりやすいので早めに食べるようにしましょう。1ヶ月以内に食べきってしまった方が安心です。

さつまいもを収穫したら割れてた場合は?

さつまいもの割れは天気によるもの。

雨不足などで乾燥した状態から急に雨が増えると、内部がどんどん成長し始めて、外側部分が成長に追いつけなくなって割れてしまうんです。

普通に育ったものよりは甘みが少なく、割れている部分から腐りやすくなってしまうので保存もむずかしいです。

味がしっかりした料理の材料として早めに使ってしまうといいですよ。

もし自分で育てていて毎年さつまいもが割れてしまう場合は、植えた場所の水はけの悪い可能性があるので植える場所を変えた方がいいです。

さつまいもは収穫後1ヶ月は保存しておこう

さつまいもは収穫直後よりも1ヶ月くらい寝かせておいた方がおいしくなります。

保存するときは低温と乾燥に気をつけて、風通しのいい場所に置いておきましょう。

意外と寒すぎて腐らせてしまったという人も多いので気をつけてくださいね。