加湿器をつけて寝たら、朝、加湿器の周りが水浸しになっていたことはありませんか?
水浸しまでいかなくても結露やカビが気になる人も多いようです。
加湿しすぎなのかなと思うけれど、その割に喉や肌は乾燥していたりして。
これって加湿器の故障なんでしょうか。
もちろん水漏れをするときには加湿の故障という場合もありますが、ほかにも原因がいろいろあります。
この記事では、加湿器で部屋が水浸しになったり、結露やカビができてしまったりするのを防ぐ方法をご説明します。
加湿器で部屋が水浸しになる原因
加湿器のタンクがうまく設置できていない
- 給水タンクのふたがずれてる
- ふたのパッキンがずれている
などの原因で、加湿器のタンクがうまく設置できていない可能性があります。
タンクを運ぶ前に流しで逆さにしてダバダバ水が漏れてこないか確認をしましょう。
加湿器の置き場所
加湿器を置くのに向かない場所があります。
- 窓際・壁際
- 床の近く
- 暖房器具の近く
- 直射日光の当たる場所
窓際・壁際、床は結露やカビができる原因に。家具やカーテンからも離しておいた方がいいですね。
とくに床は曲者。
加湿されて水分を含んだ空気は重くなって、下へとたまります。だから、床の近くに置いておくとセンサーが湿度は十分だと思ってしまう可能性もあるんです。
一番加湿して欲しい自分の頭あたりは加湿されないまま、温度の低い床では蒸気が水滴になってしまうという状況に。
加湿器は部屋の真ん中・床から70~100cmくらいのところに置いた方が効果的に部屋全体の湿度をあげることができます。
暖房器具の近くや直射日光の当たる場所は乾燥しやすく、加湿器のセンサーが誤作動を起こすことがあります。まだ十分に加湿できていないと思って湿度を必要以上にあげてしまうんですね。
なので、できればエアコンなどの近くには置かない方がいいでしょう。
ただ石油ファンヒーターは二酸化炭素と水蒸気を同時に出しているので、周辺は意外と湿度が高いです。
エアコンや電気ストーブ、ハロゲンヒーターなどを使っている場合は気をつけてください。
加湿器の種類
加湿器には大きく分けて4種類あります。
- スチーム式
- 超音波式
- 気化式
- ハイブリッド式
この中で心配なのは超音波式。
超音波式の加湿器は、超音波振動で水を霧状にして空気中に放出することで加湿をします。
ずっと霧吹きで部屋中をシュッシュッしてる感じですね。
放出された水分は床に落ちるまでに蒸発するんですが、それが蒸発しきれずに床が濡れてしまうことがあります。 霧状の細かい水滴とはいえ、液体は液体ですからね。
湿度センサーもついている機種が少ないため、湿度が高くなりすぎる心配もあります。
なるべく暖房で室温をあげ、高い位置に置くことで床につくまでに確実に蒸発するよう工夫が必要です。
部屋の温度や湿度
部屋の湿度が高すぎると蒸発しきれなかった水分が水滴となってしまいます。
また温度が低いと空気中に含むことのできる水分量が下がってしまうので、湿度は低く、温度は高く。
湿度が高くなりすぎないようにタイマーや湿度センサーのついたものを使うのがおすすめです。湿度は40~60%くらいが最適です。
寝室での加湿器の置き場所
加湿器を置くのにいい場所は
- なるべく部屋の真ん中
- 床から70cm~100cmくらいの台
説明書にもあるのですが、最低でも壁から30cm以上離しておきます。
部屋の真ん中あたりにサイドチェストがくるように置けるといいですね。
逆に置かない方がいい場所は、前に書いたことと重なる部分もありますが、
- 窓際・壁際
- 換気扇やドアの近く
- 床の近く
- 暖房器具の近く
換気扇やドアの近くは湿気が外に出て行ってしまうからです。
冬は暖房と加湿器を上手に使おう!
冬は温度が低いために空気中に含むことのできる水分が減って、部屋は乾燥しているのに窓は結露という状態になりがち。
暖房を使って部屋の温度をあげ、加湿器で湿度もしっかりあげるようにしましょう。
部屋が乾燥していると喉が痛くなったり、インフルエンザにかかりやすくなったり、肌が荒れたりと困りごとが多いですからね。
暖房と加湿器を併用して冬を乗り切りたいですね!